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【社会人学生のススメ】高卒から大学院も可能!?

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こんにちは。ホンダです。

 

今回は社会人学生について書いていきます。人生100年時代と呼ばれるようになってから社会に出た後の学びが大事だということも認知されてきていますが、未だに他の先進国と比較すると社会人の学びなおし及び社会人学生は少なく、日本の25歳以降の大学・大学院への割合は2%ほどのようです。

お金も時間もかかるので仕事しながらというのはなかなか難しいと考えている方は是非、この記事を読んで社会人学生という学び方に興味を持っていただければと思います。ホンダも働きながら大学院へ通う社会人学生を2年間経験していますが、行ってよかったと感じています。

 

ホンダが社会人学生をおすすめする理由は3つあります。

1.仕事をしながら学べる環境が日本には整っている。

2.社会を経験したからこそ深く学べることもある。

3.日本は社会人学生にやさしい国である。

それぞれ説明していきます。

 

1.仕事をしながら学べる環境が日本には整っている。

学びなおしたいが社会人で働きながら本当に通えるのかという不安を持っている方も多くいると思います。結論から言うと現代の日本では働きながら学べる環境が整っており、そんなにハードルは高くありません

働きながら学べる環境の代表的なものとして下記の2つが挙げられます。

 

1)社会人に配慮した夜間土日の講義スケジュール

日本には社会人向け大学院が多くあり、そのほとんどが平日1~2日(3時間/日)+土曜日に通学すれば修了可能になっています。どうでしょう、思ったより拘束時間は短いのではないでしょうか。もちろん課題やレポートなどもあるため大学に行っている時間だけでいいわけではありませんが「プライベートをすべて諦めろ!」というわけでもありません。

 

2)インターネットによる遠隔授業や資料提出

上記には通学が平日1~2回必要だと書いてありますが、大学院によっては遠隔での授業参加や配信授業等の対応を行っている大学院もあります。ホンダの見学した大学院では平日に配信授業を見て事前にレポート提出を行い、土曜に対面で議論をするスタイルの大学院もありました。すべてオンラインだと議論が難しい面もありますが、このように柔軟な体制を採っている大学院も存在します。また資料の配布や提出に関してはほとんどがネット上で行われているところが多く、必要以上に大学へ足を運ぶということは必要ありません。

 

2.社会を経験したからこそ深く学べることもある。

ホンダが最も社会人学生をおすすめする理由はこの部分です。社会に出て働き始めるともう少し学生時代に頑張っておけばよかったと感じる方も多いと思います。つまり学ぶ意味、意欲を明確に感じたうえで通うことになるため大学院での学びに対する意識も必然的に高くなり、知識やスキルも身に付きやすいです。

 

社会人になってからの学びというのは、その時々に必要なものをつまみ食いのように学ぶため断片的な知識になることが多いです。それが悪いわけではないのですが断片的に学んだものを体系的に学びなおすことで、それぞれの知識・経験を紐付けられるようになります。そうすることで今までよりも深く理解が出来るようになり、仕事をするうえでも個別最適から全体最適という見方をしやすくなります。

 

学生時代はピンと来ないなと聞いていた話も、働き始めたあとでは「あー、そういうことよくある」と言ったように納得感、現場感を持って学ぶことが出来ます。特に経営系の大学院の場合、自身の考える課題に対して半強制的に論文を書くことになるため論理的思考能力や抽象化という面でビジネスで役立つスキルも鍛えられます。

 

3.日本は社会人学生にやさしい国である。

ここまで読んでいただき社会に出てから学ぶことの意義や学び方に対してざっくりとイメージしていただけていれば幸いです。ここからは少し現実的な話をしていきます。

現実的に受験しようと考えるうえで多くの方は下記のような悩みが出てくると思いますのでそれらについての情報を記載します。

 

1)自分でも行きたい大学院に入れるか。

タイトルにもありますが現在の日本の大学院は門戸を広く開いています。大学を出ていない方(高卒・短大、高専等)でも社会で十分な実績を挙げたり、専門性を身に着けていると判断され、各大学院が定める試験をクリアすれば入学試験が受けられますプロ野球引退後に早稲田大学大学院に入学した桑田投手などもこの制度を利用されていると思います。プロ野球選手だから入れたんじゃないのかと言う方もいらっしゃると思いますが、実際に私が通っていた大学院でも大学を出ずに入学された方もいらっしゃいました。ただし、ここで勘違いしないでいただきたいのがボーダーフリーで誰でも入れるというわけではありません。しっかりと大学院教育を受けられる能力があるかどうかは判断されます。

 

2)金銭的に大丈夫か。 

あまり知られておらず活用されていませんが、厚労省が社会人の学び直しに対する補助として「専門実践教育訓練給付制度」という制度をしています。詳しくは下記URLを参照ください。

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/jinzaikaihatsu/kyouiku.html

これは社会人歴が2年以上あるかたを対象に”認定された講座・コース”を受ける方に費用を給付する制度です。上限額(2年間で112万円)はありますが最大70%の給付を受けることが出来ます。

 

例えば国立大学の場合は下記のようになります。

費用:1,353,600(入学金+2年間学費)× 30%=406,080円

なんと最大で947,520円も安く大学院に通えてしまいます。年間20万円くらいであればなんとかなりそうだという方も多いのではないでしょうか。

私立大学の場合は2年間で300万円くらいなので上限額の112万円になりますが、それでも2年間で100万円以上安く通えるのは助かります。

 

ここまで見たように日本では社会人学生をするのはそんなに難しいことではありません。もし悩んでいるようであれば一歩踏み出してみてはいかがでしょう。ホンダは2年間とても大変だけど充実した日々を送れましたし確実にスキルも付きました。

 

次回は社会人学生の2年間の生活や良かった点、悪かった点について書きたいと思います。