転職活動の進め方について
こんにちは。ホンダです。
以前、書いた投稿の後編として② 応募、面接など実際の転職活動について書いていきたいと思います。以前の記事はこちら。
◇転職活動
転職活動は大きく分けると以下のSTEPになります。
1.自身の棚卸
2.棚卸結果の言語、図表化
3.転職エージェントへ登録・相談
4.応募企業への書類最適化(志望動機書含)
5.面接
6.内定
※STEP4がなく、自分で探したり、逆に最初に転職エージェントに登録する方もいると思いますが、私はこの流れが最もスムーズかなと考えています。
以下に各STEPでどのように進めていくかを書いていきます。
1.自身の棚卸
まずはじめに、自身が何者かということを自分自身で明確に意識できるようにしましょう。そのためにはまず、今までの職歴のなかで何を行ってきて、何ができるようになったのか、また他の人にはこれなら負けないという部分を見つけましょう。この段階では箇条書きなどの落書きレベルの洗い出しで構いません。ここで重要なのは客観的に自分を見ることです。自分が出来ると思っていることも、他人から見ると本当に出来ているのか?と言った部分まで掘り下げましょう。
この段階で自分の強みを明確に出来ないのであれば転職活動も上手く行かない可能性が高いです。その場合は冒頭に貼った前回記事を参考に現職での働き方を変えてみてください。
2.棚卸結果の言語、図表化
自身の棚卸が完了したら、次はそれらを言語化していきましょう。転職する際に必要になる基本の書類としては履歴書と職務経歴書になります。これらはネットで検索すると無料でフォーマットがダウンロード出来たりサンプルを見ることが出来ると思いますので、参考にしてみてください。
ここで大事なのは、自身の経験を取捨選択したうえで過不足なく表現することです。過不足なくというのは、次の企業で活かせそうな内容はきちんと記述してあるけれども誇張はしていない状態です。誇張して書いてしまうと面接でも印象は悪くなるし、そのまま入社しても後々自分が困ることになります。
3.転職エージェントへ登録・相談
転職エージェント情報の詳細について今回は書きませんが、エージェントには向き不向きや当たり外れがあるということを認識しておいてください。
例えば、A社は製造業には強いが広告系には弱いなどエージェントの企業によって持っている求人数や人事担当者とのパイプが弱いなどの可能性もあります。転職エージェント別の特色については別途紹介する記事を書きたいと思います。また自分の入りたい業界に強いエージェントを選んでも担当者によって当たり外れがありますので、なにか不満や頼りない感じがしたら担当者替えをお願いするのも一つの手だと思います。
4.応募企業への書類最適化(志望動機書含)
転職エージェントへの相談が終わって、応募する企業が固まったら応募書類(履歴書、職務経歴書)を企業向けに最適化していきます。企業によって自分の今までの経験をアピールする部分が異なることもあるため、この作業は意外に大事です。また企業によっては志望動機書が必要になってくるため、自身の経験の延長線上で御社がありますという流れで書いておくと面接でもすらすら話せるのではないかと思います。
5.面接
ここまでくると本当に転職活動してるという実感が湧いてきますね。ここでは正直に言うと想定問答集と自己PRの猛練習と企業に合わせた逆質問を考えておくしかありません。面接で緊張する理由としては、練習不足でうまく話せるか不安なのと、必要以上に自分をよく見せようとしているかのどちらかの場合が多いです。そのため、棚卸をしっかり行ったうえで、面接の練習を繰り返せば面接でそんなに大きく外すことはないと思います。(業界によっては地頭を見るような面接もありますが、それについても対策は可能です)
6.内定
厳しい面接を突破したら内定です!ただ内定後も給与交渉や入社時期の調整などがあるので気は抜けません。転職エージェントを使用しているのであればそんなに時間をとることも揉めることもないと思いますが、自分で応募した企業であれば条件面談などが追加で必要になることも多いです。最後まで気を抜かずに転職を成功させましょう。
全体の流れをざっくりと書いてみました。
転職したことない方に、だいたいこんな流れなのか!と感じてもらえると幸いです。各STEPの詳細やコツ・ノウハウについても今後書いていきたいと思います。
以上
中小企業から大企業への転職について
こんにちは。ホンダです。
今回は中小企業から大企業への転職を成功させるコツについて考察していきます。
いきなりですが、転職を成功させるためにはなにが重要だと思いますか?
転職支援サービスへの登録、希望する業界・企業研究や履歴書、職務経歴書の上手な書き方、面接の対策などでしょうか?転職支援サービスや転職ノウハウ本では上記の内容が主に説明、支援されていると思いますし、間違いではないと思います。ただ、私は転職を成功させるためにはそれだけでは不十分だと考えています。
私は転職を成功させるために以下の2つが必要だと考えています。
① 現職での働き方
② 応募、面接など実際の転職活動(前述部分)
今の会社からどうやって大企業に行くのかについて、転職活動のノウハウが知りたいんだよ!とツッコんだ方もいると思いますが、敢えて言います!第二新卒や難関資格を持っているなどの例を除き、転職を成功させるためには①は②同様に重要です。そのため今回は現職での働き方について書いていきます。
◇現職での働き方
■なぜ現職を重要視するか
結論から言うと、今の会社(少なくとも部署内)で圧倒的に「一番仕事が出来る人間」になって下さい。ものすごい定性的な言い方をしてしまいましたが、現状よりも「社格」が上の会社への転職を考えているのであれば、「経験値・職歴」と言った部分で、既に大企業で働いている社員に勝っている部分がある方が成功確率は高まります。
企業が求人を出す理由として大きく下記の2つに分けられると考えられます。
1.単純に人手が足りない
2.社内にスキルを持っている人がいない
単純に人が足りないのであれば、ある程度のスキルを持っていればいいのですが、社内にスキルを持っている人がいないという理由の場合はピンポイントでの求人になるためそのスキルを持っておけば採用に近くなります。
この話をすると、大企業が中小企業で培えるスキルを持っている人をわざわざ探すのか?という疑問も生まれるかも知れません。実は意外にあります。自社で今までやっていなかった部分に関しても今後の事業展開を考えると自社内に専門家が必要になってくる(IT関連など)場合や若手のうちからいろいろな業務経験をしている人などです。大企業はローテーションなどを行って色々な部門を経験したりさせますが、中小企業ではそもそも部署間の垣根が低く、同時進行で色々な部署の仕事をしていることもあります。そのため財務に詳しい技術者やITのことを深く理解している営業・生産管理などといったマルチスキルな若手が生まれやすい環境にあります。
実際、私は後者のマルチスキルを持っていたため大企業への転職が出来たと感じています。もともと技術者として入社して数年、新製品の立ち上げなどを経験したのですがその後の数年間は海外事業企画に関わることになりました。この海外事業企画では従来担当していた技術部門だけではなく、品質、生産まで担当することになりました。
その結果、技術も生産もわかる人が欲しいニーズのある大企業に無事に転職することが出来ました。私の例では海外事業で一気にマルチスキルを身に着けた形になっているのですが、中小企業であれば国内でも同様に複数のことを短期間で習得することは難しくないと思います。
ただし、マルチスキルを持っているだけではいけません。まずは冒頭で記載したように圧倒的に「一番仕事が出来る人間」である必要があります。全般的に出来ると言うと薄っぺらい印象になるし、結局なにも出来ないのでは?と思われる可能性もあります。しかし、なにか一つ誰にも負けないものを持っていれば、あの分野で一流なのにその他についても詳しいというようにポジティブにみられる可能性が高まります。
■一番仕事が出来る人間のなりかた
ここからは具体的にどのように働くかについて書いていきたいと思います。
一番仕事が出来る人間になるためには下記のような流れが有効かと思います。
1.物理的に多くの仕事をこなす(難易度は問わず)
2.難易度の高い仕事をこなす
3.難易度の高い仕事を大量にこなす
流れとしては最初に1の物理的に多くの仕事をこなすを意識的に行う。そして徐々に難易度の高い仕事の方に取り掛かっていく。そして最終的には難易度の高い仕事を多くこなしていく。というのが仕事が出来るようになるための道筋かなと考えています。
若手のうちから自分のしたい仕事なんて選べねぇよと突っ込みを入れられるかもしれません。しかし、考えてみてください。はじめのステップである物理的に多くの仕事をこなすのを止める上司はいるでしょうか?あまり考えにくいですよね?大量の仕事をこなして認められることで次のステップである難易度の高い仕事に対して挑戦する機会も増えるはずです。その後は仕事をどんどんこなしていくだけです。意識して上記のステップを踏んでいれば、業界や職種にも拠りますが普通の人でも2-3年、早い人だと1-2年で部門内で一目置かれる立場にはなれるはずです。
以上がホンダの考える転職を成功に導く現職での働き方でした。
ホンダの経歴
こんにちは。ホンダです。
今回はホンダの経歴についてお話したいと思います。
ホンダは社会人歴10年で2回転職を経験しています。その知見の共有が転職を考えてる方や現職で悩んでいる方にとって少しでも参考になれば嬉しいです。
ホンダの経歴はザクッと書くと以下のようになります。
1社目:中小企業(下請け)
2社目:大企業(自動車メーカー)
3社目:大手外資
自分で言うのもあれなんですが、一般的にはかなり難しいと言われるような転職を2回成功させています。
転職1回目の中小企業から大企業への転職というのはかなり珍しい例だと思います。ただ、中小企業で働いていた経験から、このパターンを狙っている方は大勢いると感じています。
転職2回目の大企業から大手外資は、そこまで珍しくはないですが、このパターンについても狙っている方は多いのではないでしょうか。
そのためホンダがどのような働き方をして、どのように転職したのかを書くことは、転職を考えている方に少しは需要があるのでは?(あってほしい…)と考えて書くことにしました。
次回の投稿以降、それぞれの会社での働き方や転職活動の進め方について書いていきます。